費用・資金計画 · KANSAI
費用・資金計画 ARTICLE · 2026

住宅ローンの銀行選びで後悔しないために|対面3行を断念して住信SBIを選んだ理由

関西で2025年に注文住宅を建てた施主が、住宅ローンの銀行選びで経験した実話を書きます。みずほ・三菱UFJ・池田泉州を断念した具体的な理由と、住信SBIネット銀行を選んだ決め手。「借りられる額」と「借りるべき額」の違いについても正直に書きます。

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白い壁とナチュラルな木材が印象的な注文住宅のリビング。やわらかな自然光が差し込む落ち着いた空間

住宅ローンの銀行選びは、家の設計や工務店選びほど注目されませんが、実際には何十年にもわたって家族の生活に影響し続ける決断です。

私は最終的に住信SBIネット銀行を選びました。そこに至るまでに、対面の銀行3行と話して、それぞれ断念した経緯があります。その話を正直に書きます。


みずほ銀行:審査完了手前で金利値上げを告げられた

最初に話を進めたのはみずほ銀行でした。対面で相談を重ね、審査もほぼ完了という段階まで来ていました。

そのタイミングで担当者から「近く金利を引き上げる予定があります」と伝えられました。

審査が終わった段階でそれを伝えてくる。先に言えない事情があるのかもしれませんが、施主の立場からは「なぜ最初に言わなかったのか」という気持ちになりました。そこでみずほは選択肢から外しました。


三菱UFJ銀行:最優遇金利にペアローンが条件だった

三菱UFJも候補に入れて話を聞きました。

ここで分かったのが、最優遇金利を適用するにはペアローンが必要という条件です。

ペアローン(夫婦それぞれが別々のローンを組む形式)は、団体信用生命保険や諸費用の観点から複雑になります。一人でローンを組む場合は最優遇金利の対象外になる。これは事前に分かりにくい条件で、比較の段階で把握しておく必要があります。

条件が合わなかったため、こちらも断念しました。


池田泉州銀行:契約日に聞いていた金利と違う金額を提示された

池田泉州銀行とも話を進め、契約直前まで来ていました。

ところが契約日に提示された金利が、それまで聞いていた金利より高かったのです。

「この金利で進められる」という前提で動いていたのに、契約のタイミングになって金額が変わる。事前に確認できなかった部分もありますが、このまま進めるのは納得できないと判断し、その場でお断りしました。


住信SBIネット銀行を選んだ理由

3行を断念した後、改めて比較して選んだのが住信SBIネット銀行です。

もともと使っていた銀行だった

日常の口座として以前から使っていたため、アプリや手続きに慣れていました。新しいサービスに慣れるストレスがない。これは地味ですが、何十年も付き合う銀行としては重要な点です。

金利が低かった

対面3行と比較しても、金利水準は低い。同じ借入額でも、金利の差は総返済額に大きく影響します。

団体信用生命保険の内容がよかった

住信SBIは三大疾病の場合に保険料半額保証の団信が標準でついています(正確な条件は時期によって変わるため、申込時に確認してください)。対面銀行では同等の保障を付けると保険料が上乗せになるケースが多い。

手続きがオンラインで完結する

対面の銀行との最大の違いは、手続きの手軽さです。

**対面銀行は書類が手書きで、担当者との日程調整が何度も必要です。**平日に銀行へ足を運ぶ回数が増え、それだけで相当な時間がかかります。

住信SBIはオンラインで手続きが進みます。契約後も電話で事細かく対応してくれたため、不安になる場面がありませんでした。


変動金利を選んだことへの正直な感想

変動金利を選びましたが、今振り返ると金利タイプはもう少し慎重に考えればよかったと思っています。

2025年時点で金利上昇局面に入り始めており、変動が固定より安いとは言い切れない状況になっています。「変動は今安いから」という判断だけで選ぶのではなく、将来の金利変動シナリオも考慮すべきでした。

このことも含めて、借りる前にしっかり勉強しておくことの重要さを感じています。


一番伝えたいこと:「借りられる額」と「借りるべき額」は別物

住宅ローンで最も注意してほしいのは、借りられる金額と借りるべき金額を混同しないことです。

ハウスメーカーの無料FP・営業担当者・家づくり系インフルエンサーの中には、「あなたの年収なら〇〇万円まで借りられますよ」という話をするケースがあります。

でもそれは「審査が通る上限額」であって、「その金額を借りた後の生活が成り立つか」はまったく別の話です。

毎月の返済が増えれば、生活費・子どもの教育費・老後の積み立て・旅行や趣味への支出が圧迫されます。金利が想定より上がれば返済額はさらに増えます。

借りる額を決めるのは、家とは関係のない有料FPへの相談か、自身でのライフプラン学習から始めることを強くすすめます。

工務店や銀行は、あなたの返済後の生活を保証してくれません。それを守れるのは自分自身だけです。


まとめ

住宅ローンの銀行選びで経験したことを整理すると:

  • 対面銀行は、手続きの手間・金利優遇条件・タイミングでの金利変更など、想定外の場面がある
  • ネット銀行は、手続きのシンプルさと金利水準の面で優位なことが多い
  • 変動か固定かは、将来の金利シナリオも含めてしっかり検討する
  • 「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」を先に決める

銀行選びは比較が大事ですが、何より先にライフプランを自分で持っておくことが、後悔しない選択につながります。


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